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すべてのサッカー選手のケガを防ぐために。ニチバンがJFAと組む理由【 JFAパートナー企画 #2】

日常の様々なテープ材を製造、販売するニチバン株式会社は、2016年から日本サッカー協会(以下、JFA)のパートナーシップ「JYD(JFA Youth & Development Programme)」に参画しています。

JYDとは、協会と企業が連携して社会や地域・企業が持つさまざまな課題に取り組む“共創型”スポンサーシップです。ニチバンとJFAの場合、「ケガ予防の重要性をさらに普及したい」という思いが一致。JYDスタート当初から、JFAの各種大会でのテーピング実践やトレーナー育成を行なっています。

今回は執行役員ヘルスケア営業統括部長 村石和武氏に、JYDパートナーとなった経緯や思いをお伺いしました。

〈JFA Youth &Development Programme 連載記事はこちら〉
#0 日本サッカー協会が目指す、パートナーシップのあり方。サッカーだからこそできる課題解決

#1 「当たり前にある安心」を求めて。モルテンは黒子として日本サッカーを支え続ける

#3「25億人の生活を向上させる」JFAとPHILIPS、合致した目的地。

#4 日本サッカー界に帰ってきたフジタ。JFAと進める、芝生のある街づくり

#5 日本総研が目指す、「サッカーから始まるまちづくり」とは?

#6 「24時間365日、ポケモンのことを考えている会社」は、なぜJFAと契約したのか。

様々なカテゴリーの大会へのアプローチ

ーはじめに、JYDパートナーになった背景について教えてください。

村石:以前からトレーナーの方々を通じて弊社のテーピングをJFA様でも使用頂いていることがきっかけで、JYDのお話をお聞きしました。2016年からオフィシャルパートナーとして参加しています。

パートナーとなった理由は、JFA様の「サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する」という理念と弊社の基本理念にある「私たちは絆を大切にニチバングループにかかわるすべての人々の幸せを実現します」といった考えが合致したのがいちばんの理由です。

ー実際のスポンサーメリットとしては、どういったことを感じているのでしょうか?

村石:オフィシャルパートナーなので、育成年代やシニアカテゴリー、レディースカテゴリーなど様々なカテゴリーへアプローチできることです。幅広い世代の選手、関係者の方々と直接関わることができるのは、圧倒的なメリットですね。

様々なカテゴリーで安心・安全にプレーを楽しんでいただけるような環境づくりのお手伝いをメディカルの領域で支援していきたいと思います。

アクティベーションを通じて、お客様と直接コミュニケーションをとる現場に

ー実際に大会では、どういったアクティベーションを実施しているのでしょうか?

村石:例えばシニア大会やレディース大会でのテーピングサービスです。ブースを出展し、大会に出場される選手へ弊社契約トレーナーよりテーピングサービスを行います。そこで弊社のテーピング等の製品を使用頂くことで体験の機会を創出しています。また、協賛大会で救急絆創膏の「ケアリーヴ」等のサンプリングも行なっています。


テーピング実施の様子

村石:メーカーは、小売を通じて販売することが多いです。お客様に直接製品を渡して、声を聞く機会は意外と少ないです。アクティベーションを通じて弊社社員自らが製品について説明し、その場で使っていただける機会は貴重です。「お客様とのコミュニケーション」という課題に、JYDを通じて取り組めています。

観戦者の方々に楽しんでいただける企画作りにも、力を入れています。例えば天皇杯でのブース出展時には、サンプリングだけではなく来場されたお客様に楽しんでいただける様にキックターゲットや抽選会を開催して、お客様に楽しんで頂ける空間作りを行なっています。

ートレセンのセミナーも実施されていますよね。

村石:はい。U-12カテゴリーの保護者様向けにセミナーを行ないました。ケガ予防や応急処置についての動画を見てもらったり、テーピングの使い方を実演したりしました。

熱心な親御さんが多かったですね。具体的な場面をイメージしながら理解を深めていただけたようで、非常に勉強になったという声をいただきました。


U-12カテゴリーの保護者様向けセミナーの様子

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