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ボル、オフチャロフ不在も 選手層の厚さ見せたドイツが優勝<卓球・ヨーロッパ選手権>

国際大会 ボル、オフチャロフ不在も 選手層の厚さ見せたドイツが優勝<卓球・ヨーロッパ選手権>

2021.10.05 文:ラリーズ編集部
<ヨーロッパ選手権団体戦 日程:9月28日~10月3日 場所:クルジュ=ナポカ>

9月28日~10月3日、ヨーロッパ選手権団体戦がルーマニアのクルジュ=ナポカで行われ、東京五輪銀メダリストのティモ・ボル、ドミトリ・オフチャロフが不在の男子ドイツ代表が決勝でロシア代表を破り、通算10度目の優勝を達成した。

フランチスカが2点取りで優勝を決める

男子団体決勝の舞台には、ドイツとロシアが勝ち上がってきた。ドイツは今大会、大黒柱のボルとオフチャロフを欠きながらもグループリーグを全勝で通過し、決勝トーナメントも危なげなく勝ち進んできた。

パトリック・フランチスカ
写真:パトリック・フランチスカ/提供:ETTU決勝戦は1番シングルスでベネディクト・デューダがMaksim GREBNEVに敗れロシアが先制するも、2番シングルスでフランチスカがLev KATSMANにフルゲームの末、勝利。3番シングルスでは邱党(キュウダン)がウラジミール・シドレンコを3-1で下し、ドイツが優勝に王手をかける。

迎えた4番シングルスには再びフランチスカが登場。相手は1番シングルスで勝利を挙げていたMaksim GREBNEV。2ゲームを先取後フルゲームデュースまで粘られる苦しい展開となるが、最後は15-13でなんとか競り勝ち、マッチカウント3-1でドイツの10度目の優勝を決めた。

Maksim GREBNEV
写真:Maksim GREBNEV/提供:ETTUまた、敗れはしたものの、準決勝でマティアス・ファルク擁する強豪のスウェーデンを撃破したロシア代表は、今大会最もサプライズを提供したチームと言える。決勝出場3選手の平均年齢が19.7歳で、Maksim GREBNEVやLev KATSMANらドイツ・ブンデスリーガでしのぎを削る選手が多いロシア代表は、今後ヨーロッパの新興勢力となり得るか。

フランチスカ 試合後コメント

「ロシアは今大会素晴らしい活躍だった。彼らはとても若く、非常に高いポテンシャルを秘めている。僕らは今日の試合でベストなパフォーマンスを発揮しなければならないと分かっていた。おめでとう、ロシア!彼らには輝かしい未来が待っているだろう。だから、僕らはそんな彼らに勝てて今はとても幸せだよ。僕らは少し本命視されていたからね。僕らにとってより良い決勝戦となったと思う」

ヨーロッパ選手権男子団体 結果

ドイツ代表
写真:男子ドイツ代表/提供:ETTU1位 ドイツ
2位 ロシア
3位 デンマーク、スウェーデン

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