最高の一瞬『K-1甲子園(格闘技)』

K-1はアマチュアの大会にかなり力を入れていて、2カ月に1度くらい大会を開いています。そこには小学校低学年から50歳くらいのおじさんまで参加していて、1日に多い時は200試合くらいになることもあるくらいです。

そのなかでもとくに盛り上がるのは、年に1回行われる、高校年代の日本一を決める「K-1甲子園」という大会です。

写真は2020年の8月2日に行われた大会のもの。左側の選手がキック出したときに、右側の選手のストレートが入った決定的な瞬間が撮れたので選びました。

このK-1甲子園に優勝したりすると、プロのリングに上がれるチャンスも出てくるので、かなり激しい真剣勝負になって、白熱した試合が多くなります。

選手たちもかなり気合が入っていて、まだ高校生ですが、自分をアピールするためにパフォーマンスしたり、相手を挑発するシーンもあったりします。

こうしたアマチュア選手に活躍の場を提供して底辺を拡大し、また面白い選手がたくさん出てきたらいいですね。

▼木鋪虎雄(きしく・とらお)

1962年、長野県飯山市生まれ。写真学校卒業後、大阪のカメラマンに弟子入り。その後、朝日新聞社、学研などでスポーツ写真の世界に魅了され、現在はサッカーを中心に、ラグビー、バスケットボール、高校野球、K-1などを撮影。サッカーではW杯3回取材。

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