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【両チーム記者会見/F1横浜 vs 湘南】ベルマーレが「神奈川ダービー」で“ダブル”を達成!敗れた横浜は最下位がチラつく崖っぷちに……。

2月14日(日)、Fリーグ2020-2021 ディビジョン1のY.S.C.C.横浜と湘南ベルマーレによる今季2度目の神奈川ダービーが駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場で行われ、湘南が3-1で勝利。試合後、記者会見が行われ両チームの監督とキャプテンが出席しました。

■この試合のハイライトはこちら(ABEMAビデオ)

いい意味で切り替えて次に臨みたい

前田佳宏監督(Y.S.C.C.横浜)

──試合を振り返って。

ハーフタイムのときにも話しましたが昨日、大きな地震があった中でも通常通り試合を開催していただいてありがとうございます。その感謝の気持ちと僕らが今、立たされている状況をすべて合わせて戦おうと試合に臨みましたが、自分たちのミスから1点目も1点目も取られてしまった。第2ピリオドは自分たちのパワーを使って、個性を生かして取り返そうとしましたが、なかなかゴールが遠かった印象です。僕らが崖っぷちな状況なのは変わらないですが一つ変わってしまったことは、次、ボアルース長野さんが勝ち点を動かした場合、最下位が決まってしまうこと。ですが僕らのやることは変わらず来週のエスポラーダ北海道戦に向けて調整していくだけです。いい意味で切り替えて次に臨みたいと思います。最後までしっかりやり切ることが大事だと思うので来週もしっかり頑張りたいです。

──長野の結果次第では入れ替え戦が決まってしまう可能性がありますが、もしもそうなってしまった場合、F2王者に対して1シーズンF1で戦ってきたどんな積み重ねを発揮したいと考えていますか?

トルエーラ柏さんとは練習試合を何度かしているのである程度の形や選手の特徴はわかってはいますが、それ以上に、柏さんにはない苦労を僕たちはこの1年で経験しているので、その気持ちを爆発させたいと思っています。フットサル的にああしよう、こうしようというのはもちろんありますが、それよりもまずは「自分たちがF1残留したいんだ!」という気持ちを感じ取ってもらえるようなフットサルをしないと僕らのチームの価値はないのではないかと思います。僕らはまだフットサルIQが高くなく、大学サッカー組をはじめ若くて生きのいいことがウリなのでそれがなくなってしまうと何も意味がない。これは来週も変わらないことなので、強い思いをゲームを出したいです。

──しばらく勝ち点3を取れていませんが最終戦へ向けて何を修正していく必要がありますか?

今日のゲームはわかりやすかったと思います。いい入りをしていても、僕らは負けが多いシーズンなので一つのミスで「もしかしたらまた負けてしまうのかな」とみんなが連想してしまう。僕らは今シーズン、逆転して勝った成功体験が少ないので、心・技・体という言葉があるように、心が動かされてしまうと持っている技術も体力もなかなか発揮できないので、そこの改善が必要だと思います。「2つやられても3つ取り返せばいい」くらいのいい意味で突き抜けたポジティブさを持ってやっていきたいです。

北野聖夜(Y.S.C.C.横浜)

──試合を振り返って。

僕たちは勝ち点を取らなければいけない状況の中で、連戦2日目でしたが湘南ベルマーレさんの方が昨日の試合から今日の試合まで時間が短く、僕たちの方がケアする時間もあり、年齢が若いのでこの一戦で勝ち点3を取ろうと懸けていたところで勝ち切れなかったことは非常に悔しいです。結果として受け止めて、僕たちにはエスポラーダ北海道戦が残っていますが長野さんが勝ち点3を取ってしまったらその時点で僕たちのFリーグ最下位が決まって入れ替え戦に回る状況ですが、とにかくチーム一丸となって全力で戦うために切り替えてトレーニングするしかありません。

──長野の結果次第では入れ替え戦が決まってしまう可能性がありますが、もしもそうなってしまった場合、F2王者に対して1シーズンF1で戦ってきたどんな積み重ねを発揮したいと考えていますか?

僕たちは昨シーズン、F2で優勝して昇格してきた立場なのでわかりますが、F2のチームがF1のチームと対戦するときのモチベーションが高く挑んできます。僕たちはそれ以上のモチベーションで挑まないと勝てないことはわかっています。難しい試合になるのは間違いないですし、F2で優勝したチームは元々F1で戦っていた経験ある選手とFリーグ選抜でプレーしていた若いを豊富に揃えているのですごくいいフットサルをしてくるチームです。もし当たることになったらしっかりと対策して、相手よりも高いモチベーションを維持して試合に臨みたいですね。

──下を向いてしまいがちな状況ですが、この一週間、キャプテンとしてチームにどんな声かけをしていきたいですか?

僕たちはとにかく勝たないといけないので、勝つためには点を取らないとどうしても勝ち点3は生まれない。とにかく前へ前へアタックして点を取るべきなのでもっとゴールへ向かう姿勢を全員で出さなければいけないと常に話しています。

我慢して我慢して選手たちはチャンスをものにしてくれた

奥村敬人監督(湘南ベルマーレ)

──試合を振り返って。

まず、たくさんの方々の尽力でこの2試合、無事に終えることができたことを感謝したいと思います。ありがとうございます。特にフウガドールすみださんの育成組織の選手たちが運営でたくさん働いてくれたおかげで、自分たちはスムーズに試合ができたことに本当に嬉しく思っています。

試合の方ですが、昨日、名古屋オーシャンズさんとかなりの激闘をした中で、一人ひとりの疲労度が高かった。なのでハーフから守るという一つの守備陣形を取ったことが今までと違う戦い方でした。あとはYSさんがピヴォを入れ替えてピヴォ当ての戦術を使ってきますので、逆にスペースを与えないで、そこからカットしてカウンターを狙うというところの意図があり、第1ピリオドも何本かチャンスを作りましたが、もっと点が取れたかなと思います。ですがそういう中でも2-0で終えたことは良かったのかなと思います。

あとは、YSさんは普段、狭いコートで練習をされているという情報も入っていました。練習場が10m長いか短いかだけで戦い方が全然変わってくると思いますし、そういった意味で自分たちが有利だったのかなと思っています。YSさんも負けられない戦いの中で、すごく必死さが伝わってきましたし、自分たちが一瞬でも受けに回ってしまったらやられてしまうような危ないシーンもありました。そこをなんとか我慢して我慢して、チャンスをものにしてくれた選手たちは本当に素晴らしいと思います。

ただ、最後の1失点は本当にいらなかったと思います。失点を0で終えるのか、1点取られてしまうのかで、終わったあとの選手たちの顔も全然違ったのかなと思います。もちろん、誰も失点したいと思ってプレーしているわけではないですが、最後の最後でボール一個分寄せられたのか、下のコースを切れたのかというところは、全員で共有しながらやっていかないといけない。昨日の名古屋戦だったらボール一個分寄せて、身体を張って守れていたシーンだったのではないかと思います。

そういう甘さが、今、自分たちがこの順位で甘んじているというところなのかなと。あの試合のテンションで続けられたら自分たちはもっと上の順位にいるのではないかと思いますが、できていないということをしっかりと受け止めてたいです。残りの2試合は厳しい日程の中での試合になりますけど、全員が一丸となって、いい準備をして、1つでも順位を上げてリーグ戦を終えたいと思います。

──ハーフタイムのコメントで「第1ピリオドは全然フットサルを楽しめていない」と話していましたが昨日の試合とはどういった部分が違ったのでしょうか。

名古屋さんと対戦すると必然的に、何も考えられない状態と言いますか、一つのプレーに対して没頭できる。名古屋さんと対戦するとそうですが、どのチームも普段でない一歩が出ると思いますし、苦しい、息が切れた中でも今を生きていると選手たちは実感していたと思います。

ただ今日に関しては本当なら自分たちは前からディフェンスをするスタイルですがハーフからのディフェンスをして、行きたくても行けない部分がありました。あとは相手もハーフから引いてきて、普段とは違いうまくボール回しができずフラストレーションを抱えながら選手たちはプレーしていたと思います。内容的にはチャンスも数多く作れていましたし全然悪くない中で、自分たちで雰囲気を悪くしてしまっていた兆候がありました。

久光(重貴)がああいう形で亡くなってしまったというのはありますけど、自分たちが大好きなフットサルを思い切りやれている喜びを絶対に忘れてはいけないと思いますし、そういったことをたくさんの方へ伝えるのが自分たちの使命でもあるのでああいうことをハーフタイムに言いました。第2ピリオドは思い切りやってくれたと思いますし、見ていて気持ちよかった。「神奈川ダービー」でお互いが負けたくないプライドを持ちながらプレーできたと思うのでそういった部分は本当に評価しています。2021年に入って一勝もできていない苦しい状況の中でも選手たちは前向きに、全然ネガティブな言葉を発しないで練習に取り組んでくれた。本当にたくましい選手たちだと思いますし、このメンバーでもっともっと上を目指したいと思っています。

上原拓也(湘南ベルマーレ)

──試合を振り返って。

2021年入ってからまだ1勝もできていなかった中、試合の延期だったり難しい時間を乗り越えながら今日、勝利出来たことは本当に良かったと思います。Y.S.C.C.さんは負けられないという状況で、1プレー1プレーで必死さだったり、迫力だったりがすごく伝わってきました。難しい時間帯もありましたし、上手くいかない時間もあった中で、僕たちは飲み込まれずにしっかり40分間戦って、勝ち切れたことは本当に良かったと思います。

立川・府中アスレティックFCさんとボアルース長野さんとの残り2試合でも負けられないですし、2連勝できれば4位を狙えるので、自分たちのベルマーレのプライドというのをしっかり持ちながら、見ている人に勇気や希望を与えられるようにプレーして、しっかり勝ちたい。まずは残り2試合、しっかり戦い切っていきたいと思っています。

──今日もリモートマッチでしたがABEMAの画面越しに熱い声援が送られていました。サポーターからの想いはどのように受け止めていますか?

本来であれば、会場に足を運んで、もっと言うと声援を送ってくるファン・サポーターの皆さんがいます。ですが今シーズンはコロナ禍なのでSNSで僕たちを励ましてくれたり、有観客試合で声が出せない中でも僕たちに拍手をくってくれる温かいサポーターの方がたくさんいることは本当に価値のあることだと思います。僕たちは前向きにやることでパワーを与えられるのかなと思いますし、そういう存在でいたい。苦しいときもありますけど、僕たちのために何かアクションを起こしてくれるファン・サポーターの方の行動に僕たちは助けられているので本当に感謝しかないです。

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