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タオル1枚で3億円の大台へ!? 小祝さくらの正確ショットを作り上げた“地味練” | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

小祝さくらはフルスイングしても、両ワキに挟んだタオルが落ちない!(撮影:米山聡明)

小祝さくらは今季19試合に出場して1億0881万4208円を稼ぎ、賞金ランキングトップを走る。フル出場がモットーの小祝が、この調子で全52試合に出場すると、2億9780万7306円を稼ぐ計算になり、前人未踏の3億円突破が現実味を帯びてきた。“スイングマシーン”ともいわれる小祝の正確なショットは、辻村明志コーチ直伝のタオルを使った地道なドリルで作り上げたもの。8日発売のゴルフ雑誌ALBA[今年5戦で2勝! 小祝さくらのドライバーショット【連続写真】]()

「私が長く続けている練習方法の1つに、タオルを両ワキに挟んだままアイアンで打つドリルがあります。両ワキに挟んだタオルを落とさないように両ワキを軽く締めたままスイングする練習方法です」

一般的に、出球が左に飛びやすいゴルファーは、ダウンスイングで右ワキが空きやすい。反対に出球が右方向に飛ぶゴルファーは、インパクトで左ワキが空く傾向がある。小祝のようにタオルを使って両ワキが空かないように意識すると、「身体と両腕が一体化し、手の使い過ぎが抑えられるので方向性が安定します。また、スイング軸がブレにくくなくなるので、ダウンブローに球をとらえることができるんです」と、いいことずくめなのだ。

小祝は簡単にやっているように見えるが、手打ちスイングのゴルファーにはかなり難しい。「まずは、ショートアイアンの肩から肩の小さいスイングで始めるといいと思います。ポイントは、テークバックでは肩と両腕でできる三角形をキープしたままクラブを上げること。また、フォローでは右手首を返さないこと。手首を返してしまうと右ワキが空きやすくなるのと、フェースが返ってしまうことで方向性も悪くなるからです」とも小祝はアドバイスしている。

やったら上達すると頭ではわかっていても、面白味のない地味な練習は飽きてしまいがち。それでも小祝は何年もコツコツと続けて、いまの成績につなげた。一夜漬けで上手くなる方法はない。小祝がプレッシャーのかかった場面で崩れないのは、その1球のために費やした膨大な練習量があるからだろう。

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