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【アジアカップ|速報レポート】日本代表が8年ぶり4度目のアジア王者に!決勝で宿敵・イランを破って優勝!

8年ぶりアジア王座奪還へ──。日本時間9日、日本代表はクウェートで開催されているAFCフットサルアジアカップの決勝・イランとの一戦に臨んだ。

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## 先制されながらも直後に清水和也が同点弾

準決勝でウズベキスタンを2-1で制し、2大会連続の決勝へ進出した日本のGKは黒本ギレルメ、FPオリベイラ・アルトゥール、吉川智貴、水谷颯真、平田・ネト・アントニオ・マサノリの5人が先発のピッチに立った。

立ち上がり、決勝らしく硬い展開で試合は進んだ。そのなかでピンチを迎えても、準決勝で負傷したピレス・イゴールに代わってゴールを守る黒本が立ちはだかる。

第1ピリオド8分、日本にビッグチャンスが訪れた。敵陣左奥のアルトゥールが水谷から対角のパスを受けて右足を振り抜く。シュートは惜しくもニアポストに当たり、得点とはならなかった。

さらに日本のチャンスは続いた。9分、ペナルティエリア付近で平田が倒されてFKを獲得。アルトゥールが直接ミドルシュートを打ったが、これは相手GKのスーパーセーブで防がれてしまう。

10分、今度は吉川が自陣エリア付近で相手選手を倒してしまいFKを与える。壁の外側から直接シュートを放たれたが、黒本のファインセーブでゴールを死守する。

粘り強くゴールを守っていた日本だが15分、先制点を許してしまう。前線でボールを受けたアッバーシに振り向かれると、強烈なシュートを叩き込まれて1点を追う展開に。

しかし日本の同点弾はその直後に生まれた。16分、GKの黒本から前線へロングボールが蹴られると、相手のディフェンダーがこれを処理しきれず、清水がフリーでシュート。エースの一撃で日本が試合を振り出しに戻した。

その後、日本はピンチを迎えながらも集中力を高く保ち、体を張った守備でゴールを守って試合を折り返した。

アルトゥールの直接FKで逆転に成功!

第2ピリオド、日本はキックオフからすぐにボールを失い、左サイドの突破を許してシュートを打たれてしまう。しかしこれも黒本が見事に反応し、いきなり迎えたピンチを切り抜けた。

その後、試合はこう着しかけたが、27分に勝ち越しに成功する。清水が敵陣右サイドで相手に強く寄せられてFKを獲得。アルトゥールがミドルシュートで直接狙うと、内巻きの強烈なシュートが右ポストをたたきながらゴールに吸い込まれた。

今大会初めて追いかける立場になったイランは攻勢を強め、何度も日本のゴールに迫ってくるが、日本は素早い切り替えと守護神・黒本の神がかり的なセーブでリードを死守。

33分、日本はエリア内、左サイドでシュートを打たれたが、これも黒本が鋭い反応で止める。

日本は34分、水谷が敵陣でボールを奪ってショートカウンターを発動すると、左サイドからパスを出し、ゴール前の清水がシュートを放ったがこれは得点につながらなかった。

残り5分を切ったところでイランはパワープレーを開始。防戦一方になりながらゴールを守っていると残り25秒、相手のバックパスがずれると、そのままイランのゴールに吸い込まれ3-1。残り2秒に失点を許したものの、3-2で試合終了。

逆転勝利を収めた日本が3大会ぶり4回目のアジア王者に輝いた。

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