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【代表戦後コメント】対峙したマテウスから強烈な刺激を受けた金澤空。「何をしてくるか分からないという脅威は常にあった。自分もそう思われるようなプレーを」

9月18日、愛知県・スカイホール豊田で日本代表vsブラジル代表の国際親善試合が行われ、日本は1-5で敗戦した。

Fリーグでは俊敏性を武器に活躍している金澤空だが、この試合ではブラジルのマテウスにスピードで抜かれ先制点を与えてしまった。

世界のトッププレーヤーと同じピッチに立ち、悔しさを味わった一方で強烈な刺激を受けた。目指したい選手像がより明確になった金澤は、今度どんな意識を持ってプレーしようと取り組むのか。試合後、金澤にピッチ内で感じたことを聞いた。

取材=辻歩、福田悠
編集=舞野隼大

マテウスにやられたプレーをやり返せるくらいの選手に

──ブラジル戦2試合に出場しました。実際に世界のトッププレーヤーたちと対峙してみた感想をお願いします。

バルサのアラやベンフィカのアラとマッチアップして「これが世界のトップか」というのを肌で感じました。特に今日は第1戦と比べて、相手のギアも上がっていたように感じました。マテウスに抜かれた1失点目の場面では、最後はファールで止めようと思ったのですが、それすらもさせてもらえなかったので、自分が練習してもっともっと強くなるしかないです。

悔しさはもちろんありますが、本当にいい経験にはなりましたし、マテウスにやられたプレーを逆に自分がやり返せるくらいの選手になってやろうと思います。

──そのマテウスとのマッチアップについてですが、あの場面では相手のスピードが金澤選手の想定を上回っていたのでしょうか?

そうですね。マテウスが縦に仕掛けてくることはある程度イメージしていたんですけど、スピードや強さなどを含め、1戦目に戦ったときのイメージを超えてきた感じでした。

──金澤選手自身は主に攻撃の場面でチームに貢献していくタイプだと思いますが、今日のような強い相手だとどうしても守備をしなければならない時間も長くなると思います。ブラジルと2試合戦ったなかで、自身の守備意識はいかがでしたか?

攻撃で長い時間プレーするのがチームとしてもベストだとは思いますが、今日のような相手だとなかなかそれも難しいので、守備でもしっかりチームに貢献したいという思いは自分のなかでももちろんあります。守備の局面においても自分のスピードを生かすというのは、木暮(賢一郎)監督からも求められている部分。そこはより強化していきたいと思います。

理想を言えば、終盤に自分と(原田)快が出たタイミングとかは「チームとしての攻撃の時間を長くしろ」という木暮監督のメッセージだったと思うので、そういうところで違いを作れるような選手になっていきたいと思います。

──普段、Fリーグでマッチアップする選手たちと比べて圧倒的な差を感じましたか?

いや、もう全然違いますね。例えばマテウスにしても、縦もあるし、左利きなのでもちろん中に切り込んでのシュートもあるし、ピヴォ当てからのワンツーもある。そのすべてのクオリティが高いので、マッチアップしていても本当に何をしてくるか分からないという脅威は常にありました。逆に自分が相手からそう思われるようなプレーを増やしていけるよう、今後はより強く意識して取り組んでいきたいです。

──そのあたりを磨いていくには、どのようなことが必要ですか?

まずはFリーグで圧倒的な存在になるしかないですよね。10回勝負したら10回抜いて決めるとか。自分がより成長するためにも、そういう選手を目指さないといけないと思います。

──とはいえブラジル代表とのこの2試合を振り返ってみると、第1戦で相手ディフェンス2人の間をドリブルで突破してファールを受けたシーンをはじめ、今日も果敢に仕掛ける場面が多くありました。「何か残してやろう」「どうにかしてチャンスを作るんだ」という気概を感じたのですが。

「やってやろう!」という気持ちは第1戦からかなり強く持っていました。特にサイドからの仕掛けというのは自分の特徴でもありますし、そこでは強引にでも突破してチャンスを作ろうと意識していました。

──ブラジル代表の選手たちのピッチ内で対峙した際の圧力は相当なものだったと思います。逆に「ここは通用するかもしれない」と感じた部分はありましたか?

攻撃時の1対1の場面では、こちらが積極的に仕掛けると相手も結構嫌がっているなという印象はあったので、やはりその時間をいかに増やせるかだと思います。今日は終盤の時間帯くらいしかそういう時間を作れなかったので、自分が相手にとって脅威となれる時間を40分間のなかでもっと増やしていきたいです。

相手が嫌がって守備ラインを下げてくれれば、チームとしてボールを保持して攻める時間帯をもっと増やせると思うので、そういう部分でよりチームに貢献していきたいと思います。

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