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【日本代表/WEB取材】「聖人と教わった小学生時代のコーチに恩返ししたい」。加藤未渚実がW杯へ挑む、もう一つの理由

リトアニア・ワールドカップ(W杯)まで、あと1カ月。大会までを国内合宿、海外遠征、現地調整の3つのフェーズに分け、本番へと向かっていく。7月22日〜30日、8月2日〜6日までは、千葉県・高円宮記念JFA夢フィールドで国内トレーニングキャンプを実施。国内フェーズでは、強度の高いトレーニングで追い込んだ。

左利きのドリブラー。圧倒的なキャラクターで、日本代表を中心で引っ張るのが、加藤未渚実だ。初めて挑むW杯、彼にはもう一つ、胸に秘めた思いがある。幼馴染、八木聖人の存在だ。

「彼がどう思っているかわからないが、僕は一緒にピッチに立てたらうれしい」

小学2年生から同じクラブでサッカーを続け、中学は別々の道へ、高校では、名古屋オーシャンズU-18で再会。Fリーグでは別々のチームで研鑽を積み、今度は、日本代表で再会。20年の時を経て、彼らは“一緒に”世界へ挑む。

6日の午前練習を終え、加藤は八木と共に戦うW杯への意気込みを語った。

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ゴールにつながるプレーを試合で表現したい

──ブルーノ監督は、大会までの期間を3つのサイクルに分け、7月22日から8月6日までを「蓄積期」と表現していました。かなり追い込んだメニューをこなしてきた印象ですが、取り組んでみて感触はいかがですか?

個人的にはコンディションが上がってきていますが、まだ達してきていないというか、求められているラインに達していないと思うので、それをスペイン、ポルトガルでの試合でしっかりパフォーマンスを上げていきたいです。

──やはり実戦を通してコンディションを整え、パフォーマンスを上げたいタイプ?

そうですね。こうした合宿では、日本代表同士との紅白戦なので、海外の選手との戦いで改めて試合勘や気づきをを振り返りながら、試合の感覚を取り戻しにいきたいと思っています。

──ブルーノ・ジャパンの中軸選手として活動してきました。改めてW杯でアピールしたいことなどは?

求められている守備の強度や戦術の決まり事をこなしながらも、攻撃ではサイドの1対1など、自分がボールを持っているところからゴールにつながるプレーを試合では表現したいと思います。

──八木聖人選手とは、地元が一緒ですし、仲が良いですよね。

小学校の時にクラブチームが一緒でした。2人とも(愛知県)瀬戸市出身で、聖人とは隣の小学校で、クラブが同じ。小学2年生くらいから彼のことは知っていましたし、一緒にやってきたなかで、彼はどう思っているかはわからないですが、お互いに同じ地元の出身の選手として、W杯という舞台で一緒にピッチに立てたらうれしいですね。

──八木選手と「W杯に一緒に行こうぜ」という話などは?

そこまではっきりと言わないですね。恥ずかしいので(笑)。でも、出れたらいいよねとは話していました。

──W杯に、同じ市から同年代の選手が出場したらすごいですよね。地元への想いなどはありますか?

小学生の頃から同じクラブチーム、同じ指導者の下でやってきて、女性のコーチだったのですが、教えてもらったことが間違っていないということを2人してピッチで表現できたら、恩返しになるかな、と。聖人とは、同じクラブチームから、中学は別々のクラブチームに進み、高校ではまた、名古屋オーシャンズU-18で一緒になって、お互いにFリーグに進んで、別のチームでプレーしながらも切磋琢磨してきました。こうして日本代表のエンブレムをつけて同じピッチに立てたらうれしいです。

──瀬戸市はサッカーやフットサルに力を入れていたり、盛んな地域なんですか?

そういうわけではないと思います。でも、ゆかりのある方々が応援してくださっているので頑張りたいと思います。

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