
プレーする上で知っておきたいバスケットボールのルール
日本でもプロバスケットボールリーグ(B.LEAGUE)の人気が徐々に上がってきていて、「バスケを始めてみたい」という人も多いでしょう。
基本的にはドリブルとパスを駆使して相手コートのリングに入れるというシンプルなルールではありますが、細かなルールも意外と多かったりします。
これからバスケットを始める学生や社会人も、プレーしながらルールを覚えるのではなく、事前にある程度のルールは覚えておいた方が良いと言えるでしょう。
この記事では、そんな「プレーする上で知っておきたいバスケットボールのルール」について解説していきたいと思います。
バスケットボールのルール
バスケットボールは、5対5で戦うスポーツで、中学生以上の場合(プロを含む)は305㎝の高さにリングが設定され、小学生が行うミニバスケットボールの場合には260cmとなっています。
ボールのサイズは、小学生が5号球、中学生以上では女子が6号球、男子が7号球を使用します。
ちなみにバスケットボールの本場であるNBAでは、エンターテイメント性を重視するために「6.5号球」を使用しています。
コートの広さは、縦15m、横28mとなっていて、小学生のミニバスでは縦12~15m、横22~28mとなっています。
それでは、ここからはゲームに関するルールを細かく挙げていきましょう。
ポジション
ポジションは、ルールというよりもプレーする上で理解しておいた方が良いポイントです。
・PG(ポイントガード)は主に司令塔としてゲームを組み立てる役割
・SG(シューティングガード)攻撃の際に主にアウトサイドから組み立てたり、シュートを打つ役割
・SF(スモールフォワード)インサイドとアウトサイドの両方をこなせる万能な動きを行う役割
・PF(パワーフォワード)主にインサイドで得点を奪ったり、リバウンドをする役割
・C(センター)ゴール下から得点を奪ったり、リバウンドやブロックをする役割
これからバスケットボールを始める人は、この5つのポジションを覚えておけばスムーズに始めることができることでしょう。
トラベリング
トラベリングというのは、基本的には「ボールを持った状態で3歩以上歩いてはいけない」というルールです。
ボールを持って動き続けて良いのであれば、ラグビーのようにボールを抱えて走ってしまえば良いわけですが、バスケットボールでは禁止されているのです。
厳密に言えば、ボールを持った時に軸足となる「ピボットフット」がズレてしまったり、軸足を一度地面から離した後に再度地面についてしまった場合にトラベリングとなります。
空中でボールを取り、両足で着地した場合には、どちらかを自分で軸足として選択することができます。
トラベリング反則が起きた場合は、相手ボールとなり、その場所から一番近いサイドラインorエンドラインからスローインとなります。
しかし、数年前にルールが改定され、「ゼロステップ」という概念が誕生しました。
これは、床に足が付いた状態でボールをもらった時、以前であれば1歩目とカウントしていましたが、現在では0歩目とカウントされるのでこれまでよりも1歩多く歩くことができるようになったのです。
ディフェンスファウル
バスケットは、腰を落として相手のドリブルを防いだり、相手に体をぶつけながらリバウンドを取ったりするのですが、ファウルになってしまうプレーがいくつか存在します。
シュートモーションに入っていた場合はフリースローが与えられ、それ以外の場合には相手ボールのスローインとなります。
・プッシング
手を使って押してしまったり、体全体で押してしまった場合に取られるファウルです。
・イリーガル・ユーズ・オブ・ハンズ
相手を掴んだり叩いたりしてしまい、相手を妨害した場合のファウルです。
・ブロッキング
相手の進路に横から入り邪魔をした場合のファウルです。
・ホールディング
腕で相手を抱きかかえてしまった場合のファウルです。
オフェンスファウル
ディフェンスファウルよりも起こる頻度は少ないですが、オフェンス時にもファウルは起こりえます。
・オフェンスチャージング
ディフェンスに対して手や体で押してしまった時(ボールを持っているかにかかわらない)は、オフェンスチャージングとなります。
・イリーガルスクリーン
スクリーンを掛ける際に、両足を付けたまま行う正しいスクリーンではない状態の時のファウルです。
選手交代のルール
バスケットの場合、サッカーなどと違って基本的に何人でも交代することが可能です。
交代する際は監督が指示を出しますが、プレイヤー本人がテーブルオフィシャルズの場所まで交代の旨を伝えます。
ボールが出たりファウルでプレーが止まったタイミングや、タイムアウト時、各クォーターの間などに交代することができます。
まとめ
今回は、「プレーする上で知っておきたいバスケットボールのルール」について解説してきました。
バスケットを始める人は、ここで挙げたルールをしっかりと理解することで迷惑になることなくプレーすることが可能となるでしょう。
ぜひこれらのルールを守りバスケットを思う存分楽しみましょう。