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初心者必見!バドミントンにおける「ダブルスのコツ」とは?

写真:東野有紗,渡辺勇大(Photo by Shi Tang/Getty)

バドミントンのダブルスは、簡単そうに見えて非常に奥が深い競技です。

それゆえに、たとえ経験者でシングルスが上手だったとしても、ダブルスの試合に出て勝つことはかなり難しいと言えます。

フォーメーションや打ち分け、攻守の切り替えなど、ペアとしっかり呼吸を合わせなければなりません。

この記事では、そんなバドミントンにおける「ダブルスのコツ」について解説していきたいと思います。

ダブルスのコツ①「フォーメーション」

バドミントン

ダブルスでは、主に2つのフォーメーションを状況に応じて使い分けて戦います。

それが、「トップアンドバック」と「サイドバイサイド」です。

それぞれ解説しましょう。

トップアンドバック

「トップアンドバック」は、前衛の選手と後衛の選手が前後に並んで構えます。

流れ的に押しているケースでは、このトップアンドバックのフォーメーションで戦います。

推しているケースとは、プッシュやドライブ、スマッシュを頻繁に行えている時です。

攻守が逆転しそうになったタイミングで、素早く後述する「サイドバイサイド」のフォーメーションに切り替えるのです。

サイドバイサイド

「サイドバイサイド」は、相手に攻め込まれている場合に使うフォーメーションです。

ログやクリアなどを打ちながら攻撃に転ずることができるタイミングを待ちます。

相手がバックハンドで打ってきたタイミングなどで一気にトップアンドバックのフォーメーションに切り替えられるように、普段からペアで阿吽の呼吸になるまで擦り合わせることが重要です。

このフォーメーションの切り替えは「ローテーション」と呼ばれています。

ダブルスのコツ②「配給力を付ける」

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志田千陽,松山奈未(photo by Toru Hanai)

バドミントンを始めたばかりの人は、基礎的なフットワークや打ち方、そしてルールを覚えていきますよね。

その段階をクリアすると、フットワークや打ち方のレベルを上げていきながらも、「強くスマッシュを打って得点を奪うこと」に力を入れていきます。

初級者から中級者の間のレベルであれば、このレベルでもたまに勝てたりするかもしれませんが、中級者以降の試合出はまるで歯が立たないはずです。

なぜならば、バドミントンにおいて重要なのは、前述したフォーメーションやローテーション、そして「配給」だからです。

フットワークの速さ、スマッシュの強さなどももちろん影響しますが、どのプレイヤーも日々練習を続けているので、そこまで大き差は生まれません。

しかし、配給力については、「意識しているかどうか」で大きな差が生まれるのです。

特にダブルスでは、配給によって大きく試合展開が変わるので、しっかりと学んでおくべきです。

自分に返球が来やすい配給を覚える

配給にによって試合をコントロールできれば、有利に進められる可能性も高まります。

例えば、あえて「自分に返球が来やすい配給」を行うのもテクニックの1つだと言えます。

センターへのロングサーブでは、比較的自分に返球が来やすくなります。

これがサイドにロングサーブを打ってしまうと、逆にパートナーに返球が来やすくなります。

自分の方がパートナーよりも実力がある時などは、積極的にセンターに打つ配給を行うべきでしょう。

また、自分が経っている側のサイドライン際にロブやクリアをする場合にも、自分に返球が来やすくなります。

オープンスペースに打つ

まだ初心者の域を脱していないレベルである時には、オープンスペースに打ち続けるという配給を心掛けましょう。

そのためには、常にオープンスペースがどこなのかを判断できるようにしなければなりません。

練習時から意識していけば、自然と間接視野でもオープンスペースを見つけられるようになっていくことでしょう。

常にオープンスペースにショットを打つことができれば、相手のミスが出やすくなり、試合を有利に進めることができます。

相手ペアのセンターに打つ

もしも相手ペアのコンビネーションがそれほど高くない場合には、「ペアのセンターに打つ」といった配給もおすすめです。

もちろん明らかなオープンスペースがあればそちらを狙いますが、それほどない場合にはペアをセンターに打つのも効果的です。

2人とも反応してラケットをぶつけるケースもありますし、どちらも相手に任せようとしてノータッチとなる可能性もあります。

どちらかが反応したとしても、その都度「どっちが取ればいい?」と迷ってしまうので、相手としては非常にやりにくい試合となるはずです。


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